罪と罰
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 「キョンを返して」

 真正面から見つめる、少女の強い瞳。
どこからともなく吹く風が、彼女のセミロングの髪とカチューシャについた黄色いリボンを揺らす。
泣きもせず、笑いもせず、怒りもせず、完璧な無表情で彼女は繰り返す。

「ねぇ、古泉くん。キョンを返して」

 これは夢だ。
最近、眠る僕の元へ繰り返し繰り返し訪れる、悪夢。
まばたきひとつしない夢の中の彼女は、無表情に僕を見つめて手を差し伸べる。
色のない爪がまっすぐに僕を指さした。

「裏切り者。自分のことしか考えてない卑怯者。キョンを返しなさい。キョンはあたしのものなんだから」

 立ち尽くす僕の前に影がさす。
僕の背後からふらりと出てきたのは、彼だった。

「こっちよキョン。あたしはこっち」

 彼は僕の方を振り返りもせず、彼女の方に向かって歩き出した。
振り返らないので、僕からは背中しか見えない。
そして二人は手を取りあい、そのまま僕から離れていく。
追いすがることも呼び止めることもできない僕は、ただ当然の帰結を見守るように、消えていくふたつの背中を見送った。



「……いずみ……古泉!」
 名前を呼ばれ身体を揺すられて、目を覚ました。
まだ、部屋の中は暗い。じんわりとぼやける天井に、僕は自分の目が涙に濡れていることを悟った。
「大丈夫か?」
 起こしてくれたのは、夢の中で涼宮さんの手を取り去っていった彼。
実際は同じベッドの中、一糸もまとわぬ姿のままで、僕の顔をのぞきこんでいる。
これが現実。何ものにも代え難い、幸せな現実。
僕は手を伸ばして彼の頬に触れ、笑って見せた。
「大丈夫です。……怖い夢を見ましたけど、あなたの顔を見たら忘れてしまいました」
 僕はひどくうなされていましたかと聞いたら、彼はいいやと首を振った。
「うなされても苦しそうでもなかったんだが……泣いてたんでな」
「そう、ですか……」
 僕はただ静かに、眠ったまま涙を流していたらしい。人形が泣いてるみたいで不気味だったと酷いことを言う彼に、失礼ですねと拗ねてみせる。身体を起こすと、上掛けがするりと落ちて裸の上半身がむき出しになった。
 今日は彼が泊まりに来て、いつものように夕飯を食べて宿題をしてゲームで遊んで、風呂のあとにベッドに入ってセックスして、そのまま着替えもせずに眠ってしまった。半年ほど前から始まったそんな週末はそろそろ当たり前の行事になりつつあるけれど、当たり前になったことこそが一番の幸せなのだと、僕は知っている。
 泣かなければいけないことなど、何もあるはずはないのに。


「ちょっと顔を洗ってきます」
「ああ。なんか着てけよ」
「あなたも、ちゃんとパジャマを着てくださいね」
 ベッドの下に落ちていた自分のパジャマを拾い、とりあえず上だけ羽織って洗面所へ向かう。冷たい水でバシャリと顔を洗ってから、鏡の中の自分を見つめた。泣いたせいか、目尻が少し赤い。そんな顔に自嘲気味の笑みを投げて、僕はもう一度、冷水を顔にかぶった。

(キョンを返して)

 彼女の声が、耳によみがえる。
悪夢の中で、繰り返し僕をせめる彼女の声が、頭の中に響く。
 あれは夢だ。
現実の彼女に、あんな風に言われたことはない。
彼女は、僕と彼とは普通の友人関係だと思っているはずで、しかも自分自身の彼への感情を認めていない。返すも返さないもないはずだ。

(裏切り者。自分のことしか考えてない卑怯者)

 だからあれは、僕自身が僕に向かって突きつけた言葉だ。
世界を裏切る恋をして、しかもそれを成就させてしまった。
様々な問題を先送りにして、ただ幸せな現実に溺れている卑怯者。
「返して、か……」
 ということは、無意識下で僕は、彼は涼宮さんのものであると思っているのか。彼を手離したくない、もう全部僕ものだと信じていると思っていたが、意外と律儀なんだな僕は。
……なんて。本当はわかってる。僕はただ、臆病なだけだ。
鏡の中の情けない顔に、濡れたままの手で触れる。そのままこすると鏡像は水滴でぼやけ、見えにくくなった。
 じっと見つめていた鏡の中の、僕の後ろで何かが動いた。と思ったら、彼がぬっと背後から顔をのぞかせる。
「気色悪いな。何、自分の顔をいつまでも眺めてやがる」
 楽しいのか、と尋ねる彼に、僕は笑ってまさかと返した。
「ずっと眺めるのなら、あなたの顔の方がいいですねぇ」
「アホ抜かしてんな。ほら、寝直すぞ」
 ぐい、と僕の手をひいてベッドに戻ろうとする彼は、本当は僕の心情なんてお見通しなのかもしれない。ベッドに入って上掛けを引き上げると、彼は僕の頭を抱き込むように横になった。
 胸に押しつけられた耳には、トクトクと刻む彼の心臓の音が聞こえてくる。彼の体温が、冷えた身体にじわりと染みこんでくるようだ。僕は目を閉じて、その暖かさに身を任せた。

「……返して、ってなんのことだ」
 眠ったかと思った彼が、ささやくようにそう言った。どうやらさっき、鏡の前でつぶやいたのを聞かれていたらしい。
「怖い夢ってそれか」
「ええ……まぁ」
 ごそ、と身動いた彼が、頭を抱いていた手で髪をなでる。溜息がやわらかく、僕のうなじをくすぐった。
「あんな泣き方しといて、借金が、とか青春を、とかとぼけたこと言うんじゃねえぞ。……ハルヒか」
「…………」
 彼はときどき、恐ろしく聡い。気がつかなくていいことにまで気づいてしまうから、油断できない。僕が返事をしないでいたら、彼は図星だな、とまた溜息をついた。
「言っとくがな、古泉。俺はハルヒのもんじゃねえからな。機関のお偉いさんやら長門の親玉やら朝比奈さんの上司やらが何を言ったとしても、俺は世界のためになんて理由でハルヒを選んだりしない。大体、そんな理由じゃ、ハルヒにだって失礼ってもんだろう」
 それに、あいつが俺のことをそんな風に思うなんてありえん。いい迷惑だって言うだろうよ。……そんな風に彼は、また持ち前の鈍感さを発揮する。本当に、しょうがない人だ。
「ハルヒは、そんなこと言いやしないさ。……ただの夢だ、古泉」
 髪をなでる手は止まらない。僕は目を閉じたまま、小さくはい、と頷いた。


 ――でも、と、僕は考える。
 世界を安定に導くため、というお題目により、機関からも情報統合思念体からも未来からも、彼は涼宮さんを選ぶことを期待されているのは事実だ。僕だって機関からは、彼と彼女の仲がうまくいくよう取り持て、と命令されている。
 彼の主張はもっともなものだが、なまじ涼宮さんが年頃で愛らしく聡明な、申し分のない女性だったのが災いした。彼女とうまくいくことに彼が不満を抱くはずがないと、恐らく上層部は思っているのだろう。
 あんな可愛い女性に想いを寄せられて悪い気はしないはずだ、好かれているのだから好きになればいいと本気でそう考えている。そしてきっと、神たる存在に選ばれたのだから光栄に思え、鍵としての使命を自覚しろ、とさえ思っているのだ。

 極論で言えば、彼は涼宮ハルヒ以外に恋することは認められていない。
この世のすべてを思い通りにする彼女が、唯一影響を及ぼせない存在。それ故に彼女の思い通りになることが望ましいとは、皮肉なことだ。
 そうして彼は世界を守るために、自分の気持ちは捨てて、一人の少女に傅くことを望まれている。だが。

 ――それは、イケニエ、というものなのではないだろうか。

 神の機嫌を損ねないため、ご機嫌を取るために、神に捧げられた供物。お供え物。
幼い頃のおぼろげな記憶の中、神棚か祭壇にまつられた菓子や果物のビジョンが浮かぶ。
それとどこが違うというのだろう。
 世界を守るため、自らの身を捧げることはたしかに尊いことだろう。
だけどそれを、誰が彼に強要できるというのか。
まさに現在、強制的に身を捧げさせられている僕らだからこそ、そんなことはするべきではないのではないだろうか。

 そこまで考えて、笑いがこみ上げてきた。
なんだこれは。自己弁護か。
神から供物をかすめとった自分を、正当化しているのか。
 バカじゃないか。
僕が想ったりしなければ、告白したりしなければ、思いがけず手に入れたことに執着しなければ、彼は問題なく涼宮さんと結ばれたかもしれないじゃないか。彼はもともとはまったきヘテロであったのだし、リスクだらけの僕と違って、それこそ彼女は非の打ち所のない女性なのだから。


「僕のものですよね」
「は?」
「あなたは涼宮さんのものじゃなくて、僕のものですよね?」
 温かな身体にぎゅっとしがみついてそうささやくと、動揺したように彼が身じろいだ。
「お前、急に何を」
「だってほら、僕が触るだけですぐこうなるし」
 ごそごそと手をもぐりこませて、パジャマの上から彼の性器をなでる。数回こすっただけで、彼のそれはたちまち硬度をもって、布地を押し上げてきた。
「ちょ、待て! やめろ……!」
「ここがすぐにこんなになるのも、息を吹きかけるだけで乳首が立つのも、前をいじらなくても後ろだけでイけるのも、僕だからですよね。僕があなたをそうしたんだから」
「いきなり何を言い出して……っあ」
 そんな問題じゃないってことはわかっている。セックスの相性がどうなんて、大切なことかもしれないが一番じゃない。でもいますぐ確かめられるのは、これしかないんだ。
「ぅ……んっ……こいず……」
 身体の上にのしかかり、彼の両手をベッドに押さえつけて唇を重ねる。無理やり舌で唇を割り、中に忍び込ませて、逃げようとする舌をからめとった。
「ぅ……ふ……っあ、こいずみ……っ、お前」
 ぐいと顔がそらされ、唇が離れる。息を荒げながら横目で僕を見上げる彼は、眉をつり上げた怒りの形相だったが、僕の顔を見た途端に困惑の表情になった。
「お前……どうしたんだよ」
「……好きです。あなたが好きなだけなんです」
「それは……知……ってる、というか……」
 いきなりどうしたんだ、という彼の問いに答えないでいたら、しばらく後に彼は眉を寄せたまま、しょうがないなと溜息をついた。そして無理やりほどいた腕で僕の頭を抱えて引き寄せ、唇を押しつけてくる。
 本当に、彼は優しい。甘やかされてあやされて、僕はすぐにそれに溺れてしまう。
彼からのキスを了承の合図として、再びあたたかい身体を抱きしめる僕の脳裏には、幼い頃に祭壇の前で言い聞かされた、戒めの言葉がよみがえっていた。

 ――これには触っちゃだめだよ。かみさまのものなんだから。
   かみさまのお供えに手を出す子には、バチが当たるよ……。



 再び、夢だった。
今度の夢には、涼宮さんは登場していない。
しかもこれは、いつかの閉鎖空間で実際にあったことの再現だ。
「どうかしらね?」
 神人は消えたけれどまだ通常空間は戻らず、これはこのまま第二弾が来そうだとふんでの待機時間だったと思う。いまだ灰色のままの空を眺めつつ、僕は森さんと会話をかわしていた。
「確かに、戦闘中にあなたたちを包んでいる赤い光は、一種の防護壁だと思うわ。あれのおかげで、ぶつかったり落下したりしても重傷にならずにすんでいることは、多々あるみたいだもの。でも……」
「それならやはりあれは、涼宮さんの慈悲なのでしょう。優しい人ですよね」
「そうね……」
 複雑そうな顔で、森さんはうなずいた。
 だったら、傷一つつかないくらい硬いものにしてくれればいいのに、とつぶやく彼女も充分に優しいと思う。
「あまり無茶をいうものじゃないと思いますよ。……神の慈悲は、往々にして気まぐれなものです」
「どこが優しいのよ、それの」
 僕はそれにはただ、肩をすくめただけだった。
 ――どこの世界でも、大抵の神様は優しくて厳しくて気まぐれで……そして裏切る者には容赦がない。それまで与えていた庇護をすっぱり取りあげ見捨てることも、めずらしくない。
 もしも、戦闘中突然に、僕の身からあの赤いフレアが消えたとしたら、ひとたまりもないだろうなとぼんやり思う。神人の振り回す腕に巻き込まれて地面に落ちるか、崩れた瓦礫の下敷きになるか、それとも突然飛行能力を失うのかもしれない。神に一方的に与えられた能力なら、一方的に奪われたとしても文句は言えないんだろう。
 生殺与奪は、まさに彼女の手の平の上。再び姿を現した神人を見つめながら、僕は心の内でつぶやいたのだった。



 夢から醒めた翌日は、いつものSOS団市内探索の日だった。
夜中にした二度目のアレコレのせいですっかり寝過ごしてしまった僕たちは、時間をずらして行こうという当初の計画を実行することもできず、二人揃って待ち合わせ場所に駆けつけることになった。
「お前が夜中にいきなり盛ったせいだぞ」
 道中、僕の耳元でささやくような声で、彼はぶつぶつと愚痴る。昨夜のことに関してはまったく申し開きできない状況だったから、僕はひたすら謝り倒すしかなかった。
「あはは……すみません」
「ったく、節操なしが。今日の奢りはお前が出せよ」
「もちろん、出させていただきますとも」
 それでも彼は、昨夜、僕の様子がおかしかった理由をくわしく聞き出そうとしたりはしない。ただ、少しは自重しろと言いつつ、僕の髪に手をつっこんでわしゃわしゃとかき回すだけだ。
「やめてくださいよ。セットが乱れますっ」
「うるせえ」
 そんなじゃれあいをしつつ、いつもの待ち合わせ場所に近づくと、やはり女性たち3人はすでに揃っている。息を切らせてたどりつくなり、僕らには涼宮さんの鋭い一喝が浴びせられた。
「おっそーいっ! 二人ともたるんでるわ。死刑よ死刑っ!」
「すまん、寝坊した」
「申し訳ありません、涼宮さん」
 腕を組んで怒り心頭の涼宮さんの背後で、朝比奈さんは困ったように笑い、長門さんはいつも通りの無表情で僕らを見ている。うかつだ、と責めているように見えるのは、さすがに被害妄想というものだろうか。
「キョンはともかく古泉くんまで……って、そういやあんたたち一緒に来たの?」
 涼宮さんは急に気づいたように目を見開き、僕らを見比べた。もちろん僕はいつもの笑顔で、適当な言い訳を披露する。
「宿題を教えて欲しいと言われたので、昨夜、僕の家に泊まり込みでやったんですよ。宿題そのものはスムーズに終わらせたのですが、そのあとついゲームに夢中になってしまって」
 どうにもやめられなくて、と説明する僕の言葉は、半分は嘘じゃない。夢中になってやめられなかったのが、ゲームではなくてセックスだっただけだ。嘘の得意でない彼は、僕の隣でそっぽを向いて黙っている。たぶん、“ゲーム”の暗喩するものがなんであるか、察しているせいだろう。
「まったく、男ってのはどうしてこう、いつまでもガキなのかしら」
 涼宮さんは溜息をついて、しょうがないわねと肩をすくめた。
「わかってるわね! 今日は全額あんたたちの奢りよ! いくら古泉くんだって、容赦しないんだからね!」
「承知しております」
「いつもと変わんねえじゃねえか。はいはい、わかったよ」
 そのあと涼宮さんが、下を向いて小さな小さな声でつぶやいた言葉に、僕はヒヤリとした。宿題なら、あたしが見てあげるのに……というそれは、確かにもっともだ。彼と彼女は同じクラスなのだし。
 まずかったかな、と思っていると、彼女はすぐに顔をあげた。僕らを見比べ首を傾げる表情は、なんとなく複雑で僕にしても内心が読み取りづらい。
「それにしても、あんたたちって仲いいわよね。最近、特に」
「そうですか?」
「うん。もともと悪くはなかったけど、そうね……去年の年末あたりから急にね。なんかあったの?」
 一瞬、ぎくりとする。確かに、僕らの関係が変化したのはそのあたりだ。図星をさされて内心動揺しながらも、僕は必死で外面をとりつくろった。女性の勘は、やはりあなどれない。
「特に何かがあったというわけでは……。単につきあいが長くなって、友情が深まっただけですよ」
「こんなもんだろ、野郎同士のダチ関係なんて。谷口たちと、そう変わらんと思うぞ」
 彼も、ことさらになんでもないような口調を装い、そう言った。嘘が苦手な彼にしては、上出来だ。
「そうかしら……まぁいいわ」
 団員同士、仲がいいのはいいことよね、と言いながら、彼女は何やらメモを取り出した。今日は探索ではなく文化祭用の買い出しなのだそうだ。テキパキと分担を割り振り始めた涼宮さんを盗み見ながら、誤魔化しきれたのだろうかと考える。
 頭も勘もいい彼女のことだから、どうだろう。彼の方をちらりとみると、彼も苦い顔をしていた。危機感と、それに混じる罪悪感と後ろめたさが伝わってくる。
 確かに、彼女に真実を黙っていることは心苦しい。でも、だからと言ってすべてを話すわけにはいかないから、僕らは二人、胸の内に罪の意識を封じ込める。
「あたしたちで衣装関係見てくるから、男子二人は重いものとかかさばるものよろしくね。古泉くん、キョンがサボらないようしっかり見ててね!」
「了解しました」
 どういう意味だと騒ぐ彼を尻目に、涼宮さんはさっさと集合時間を決める。だが、目的地に向けて歩き始めたとき、彼女はふいに足を止めた。
「あ、そういえば、石膏ボードとか売ってる店は、あたしたちが行く方向のが近いわね。でもあれ、重いし……う〜ん、しょうがないか。古泉くん!」
「はい?」
 涼宮さんの呼ぶ声に、立ち止まり振り返る。
まっすぐに僕を見る彼女の視線。細い手がゆっくりと上がり、僕を指さす。
ふいうちだった。

「キョンを返して」

 昨夜の夢の彼女と、現実の彼女の姿が重なり合う。
夢の記憶が強烈にフラッシュバックして、思わずぐらりとよろめいた。
「やっぱりこっちにも荷物持ちが必要だし、代わりに有希を……って、どうしたの! だいじょぶ?」
「いえ……ただの立ちくらみです。寝不足のせいでしょう」
「そう?」
 そっと、涼宮さんからは見えない角度で、彼の手が僕の背中に触れる。支えてくれようとするその手の熱を感じながら、僕は彼女にいつもの微笑みを向けた。

――さて、神の供物に手を出した僕に、慈悲はいつまで与えられるだろう。
バチは、一体いつあたるのだろうか。





                                                   END
(2010.11.07 up)

3歩進んで2歩下がる。
それが古泉クオリティ。