◆クリスマス古キョン
某さんのつぶやきに触発されたクリスマスネタです。
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クリスマスプレゼントは何が欲しい? そう聞いてやっても、特に何も、と微笑むだけ。古泉の野郎はいつもそうだ。
欲しいもののひとつくらいないのかとしつこく問い詰めれば、サンタさんにはお願いしましたから、たぶん明日の朝には枕元に届いているでしょうなんて、涼しい顔でごまかしやがる。
そうか、よくわかった。お前がその気ならこっちにも考えがある。
思わずそう言い捨てて、自分の部屋にたてこもる。そして古泉が眠ったあと部屋に忍び込んで、奴の布団にもぐりこんで隣で寝てやった。
クリスマスの朝、目を覚ました古泉は、そりゃびっくりしてたさ。けど、何を思ったか急に嬉しそうな顔になって、ほら、やっぱりサンタさんは僕の欲しいものをご存じでしたよ、だとさ。
そんなのあたりまえだろうが。バーカ。
(2015.12.25 up)